餃子のoh!将 最終回 〜覚醒〜
〜前回までのあらすじ〜
文化祭一日目を終えお腹をすかせながら入った餃子の王将
そこは、決して踏み入れてはいけない禁断の場所であった…
「餃子のoh!将 〜覚醒〜 」
「うわぁあわぁあああああっつつ!!!」
アリの大群が僕の靴の周りを駆け回る!
…ですが久しぶりにアリをみたので少し感動してしまいました。
中学生の頃、アリを食べたやつがいましたがそいつ曰くアリは酸味効いていて美味いらしいです…
あいつならもし核戦争が起きて食べるものが無くなったとしても生きていけるのだろうなぁ…
5分後…
僕の頼んだ天津飯と焼き豚がきました。
他の三人は餃子を頼んでいましたが、僕は餃子の王将なのに餃子を頼まないことで少しでもこの店に反抗できたのではないかと思います。
この時、時計は2時をまわっていたのでお腹がペコペコ
僕は、天津飯に飛びつきました!
「ガブリ!」
…畜生!うめぇ!!!
美味いじゃねぇかよ!天津飯!!!
この店を入った瞬間からブログにしようと思ってたので、味がクソマズだったら、ネタにして書いてやろうと企んでいましたが、美味しかったので味については特になにも書けないのが悔しいです…
天津飯はあまり食べた記憶がなかったのですが、これはアリですね!
”アリ”だけにぃ〜っ????
と僕たち四人は食事を楽しんでいたのですが、目の前に座っていた友達がいきなり僕のコップを落としました…
僕 「うわぁあわぁああわぁあ!!!」
友達 「 あっ…(ヤバ)」
客 「チラッ!!(鋭い目つき)」
コップ 「コンッ。」
なんと!コップは割れていませんでした!
もしあそこでコップが割れていたら僕たち四人が餃子になるところでした…
冷や汗がヤバかったです。
色々ありましたが、僕たちは食事を終えお喋りをしていたら急にさっきコップを落とした友達がトイレに行くといって何処かへ行ってしまいました。(トイレ
すると、店内で流れていた優雅な音楽が突然止まりました。
横にいた友達が、
「あいつはコップを割ったから召されてるんじゃないのか?」
的な発言をしました。僕らは震え上がりましたが、
友達は用を足して普通に戻ってきました。
そしてお会計
レジには、白いエプロン姿の怖い顔したおじさんが!!
白いエプロンが血に染まっていました!!(大嘘
僕は天津飯と焼き豚を食べたので900円くらいだったと思います
ですが、エプロン姿のおじさんは
「1600円です。」
「えぇええええっっつ!!」
僕はその時、財布には1000円しかありませんでした。他の友達は会計を済ませて外で待っているのでお金を借りることはできません。
昔、父が言っていました。餃子の王将は金がない場合、皿洗いを手伝ったらタダで飯を食わせて貰えると…
(父は何者や
やべぇ…
皿洗い何時間なんだよ…
と思いながらアワアワしていたら、エプロン姿のおじさんが
「あっ、900円やね…」
はぁ…助かった…
父の話が本当なら、もう少しで僕は皿洗いをすることなっていたでしょう
ちよっとしたホラー映画ですね。
やっとの思いで店を出ると僕たち四人は自転車を走らせ家路へと向かいました。
胸ポケットにサービス券と青春を詰め込んで…
「餃子のoh!将編 〜完〜」
(餃子の王将なんだかんだまた行きたいですね